千曲川旅情のうた

2006.12.13.〜15

 

12月中旬、奥軽井沢は雪でした。
鬼押し出しまでいけずに撤退です。

軽井沢は冷たい雨。
本来ならこれが雪になっているはずですが、暖冬の兆しは12月から現れていました。
写真は星野やリゾート。

軽井沢の駅から信濃鉄道に乗りました。
情緒のない橋上駅。

長野新幹線あさま号がちょうど入ってきました。
乗ってみたいです。

でも乗るのはこちらの列車です。
新幹線の開通と引き換えにこの地域は在来線を失ってしまいました。
益あって害も多し。

かつての駅舎側に碓氷峠越えを引っ張った栄光の気動車が保存されていました。

国破れて山河あり
駅冬にしてEF65?見たり

車窓を楽しむこと20分ほど。
小諸に到着しました。

小諸なる古城のほとり

雲白く遊子かなしむ

小諸懐古園にある島崎藤村先生の胸像

小諸城趾にある懐古園は入園料がかかりますが静かな散策と思索が楽しめます。
展望台にのぼり、はるか千曲川を眺めました。
藤村もこの景色に触発されたのでしょうか

しかし俗物の私は寒さに耐えかねて懐古園を早々にあとにしました。
そうしてだらだらと道を下って中棚温泉にやってきました。
ああ、早く暖まりたい。

長い渡り廊下の先にあるこの湯小屋はなかなか良いです。
3つに仕切られた湯舟の一番下段に有名なリンゴ風呂になっています。
せっかくだからリンゴ風呂入ってみましたが、当然ながら特にどうというわけでもありません。
しかし、リンゴの香りが時折すると、空腹が増幅されて感じられます。

俗物の私は早々に中棚温泉を辞して、小諸の街を歩いて名店の誉れ高い丁子庵を訪れました。

写真が美しくなくてすいません
丁子庵の蕎麦も天ぷらも美味しゅうございました。
昼酒に呑んだお酒も五臓六腑に染み渡るようで、こういうぜいたくは悪くありません。

ひとしきり酩酊して中軽井沢駅にもどってきました。

星野やまでは遠くありません。
中棚温泉よりも星野屋よりも、丁子庵の昼酒こそはるか小諸の旅情を実感させてくれました。

そうして、我が心には、あの寒くて寂しい懐古園から眺めた千曲川の風景が、しみじみと思い出されるのでした。

 

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