伊豆半島ディープサウス

2006.3.10〜12

 

10日の夜に伊豆天城湯ヶ島に着きました
河鹿の湯共同湯で汗を流し道の駅天城で野宿。

まだ冬枯れの天城ですが車中泊の車もちらほら見えます
ここで青森さんと落ち合いました

寒い朝でしたが湯が島の温泉街を散策しました。
土手を歩くと豊かな水の流れと冷たい空気が気持ちよくて嬉しくなりました

その後、天城峠を越えて南方面にに下りました
天城峠は高校一年生の夏に自転車で越えたことがあるので毎度ながら感慨深い思いです
海にほど近い寒村でぐうぜん素敵な浴室を見ました

南アルプスとアメリカと伊豆には「ディープサウス」という言葉があります
直訳すると深南部。
ディープという言葉が実感できる温泉カランを偶然にも見つけました
我慢できずに浴びてしまいました

写真上。この浴場をディープといわずに何といえばよいでしょう。
私はかつてこんなに美しい浴室を見たことがありません。
写真左
水の清らかな土地らしくワサビが自生?していました

孤高の河津桜が土手で存在を誇示しています
私の写真技術では本来の美しさの百分の一も表現できません
石垣や里の風景に癒されます

こんな浴場もありました
熱いとろとろの湯が過去から未来永劫無限に流れ続けます

こちらは蓮台寺温泉の集落です
散策するのにとてもいい道です
吉田松陰先生もここを歩いたのでしょうか

弓ヶ浜への分岐路で上の菜の花畑を見ました。色も美しいのですが一面に漂う菜の花の芳香にうっとりしました
菜の花の色香に酔っぱらってしまった私たちは山中に分け入り左のような寒村にたどりつきました

寒村では誰にも使われることのない36℃の湯がパイプから垂れ流されていました
我慢できずに浴びてしまいました

その後、下賀茂温泉を散策しました
そこかしこから上がる湯煙と里山風景が落ち着きます
男二人で歩く下賀茂も佳いものです

日没近くに伊豆急の河津駅に来ました
土産のアジの干物を買いたかったのですが結局買えませんでした

ガストレストランでハンバーグを食べ、夜になって天城湯ヶ島に戻ってきました
町内をうろつきましたがすでに21時とあってはこのへんで今回の湯めぐりも打ち止めにしたほうが良さそうと判断しました
〆の湯として世古の大湯で遊びました
伊豆は奥が深いと実感した旅でした

 

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