「幸せそうな人々たちが〜、温泉をめぐる。 独りで僕は〜」
山本こーたろーの「岬めぐり」を口ずさみながらフルーツパークにやってきました。
ここは例のほったらかし温泉が有名ですがその下に位置する富士屋ホテルも、なかなかどうして圧巻の展望と、温泉と、幸せそうな人々を迎えるステージとしても有用なところであります。
この日も幸せそうな老夫婦や、これから幸せになる若い男女などが、雨の中三々五々ホテルを訪ねているのでした。
そうした人々を後目に無頼漢らしく私はサンダル履き、割引雑誌を手にフロントに入浴を所望。
途中、売店のワインや、カフェコーナーのビールなどに気を取られつつもお風呂にたどりつきます。
あいにくの驟雨とあって自慢の展望は利かず。
でも、私には霧の向こうに拡がる甲府の大展望や、遙か御坂山地と富士の山などがまるで雲のスクリーンに映って見えるかのような錯覚に陥りながらこの湯を満喫したのでした。
およそ、お湯に特徴は感じませんが、贅を楽しみたい人や、ひとときセレブ気分を楽しみたい人や、娯楽慰安に最適だと思われます。
サクランボは買えなかったけれど佳いホテルを知りました。
泊まって夜景を見たら綺麗だろうなあ