蔵王温泉 下湯共同浴場
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■施設名
下湯共同浴場
■値段 200円
■住所 山形県山形市蔵王
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 1998/2/24 2012/06/22 他
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泉質等データなし
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山形への仕事で出かけた帰り道、素通りでは惜しくて蔵王を訪ねました。
バスをおりてさっそく共同湯を捜索。
帰りのバスまでわずか30分しかありません。
せっかく蔵王まで来てゆっくりと湯を堪能したいのに、本当に残念です。
一番に見つけた下湯浴場に迷うことなく入湯。平日ですから私ひとりです。
強酸性、硫黄臭プンプンの湯が木の浴槽に注がれています。
私の大好きないかにも温泉といった湯です。42度くらいでしょうか、ちょうど良い温度です。
湯舟に身体を沈めると柔らかで力強い蔵王の湯が、ジュワーッと身体を包み込むようです。
北海道の川湯温泉とよく似ています。
ほんわかした文字どおり暖かい気分です。素晴らしい湯だと思いました。
お湯の鮮度も良いようで湯は半透明の状態で湯舟に満ち満ちています。
短い時間で後ろ髪曳かれる思いでお湯からあがりました。
外に出ると真っ白い蔵王の山が青空に美しくそびえています。
土産屋で湯の花団子を買い求め急ぎ、帰路のバスに乗り込みました。
今度はゆっくりと来るぞ〜
蔵王の山に向かってひとこえ叫びました。
1998のレポートです。
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上記は長野オリンピックの年の訪問ですがその後2006年、そうして今回2012年と3回目の訪問です。
写真をよく見ると浴場内部が変わっているのが判ります。
そうしてどういうわけか今回2012年の下湯は新湯の投入量は僅少。
湯温いちじるしく低温
浴舎外の源泉手洗い場及び足湯はただの溜め湯状態。
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ここが蔵王でなければkれでも充分に大歓喜の歌でありますところが、少々拍子抜けしたというところが正直な印象です。
ウイークデイの昼下がり、さしもの蔵王に於いても若干の湯の投入を渋る傾向有りや無しや…
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「まあいいか」
それでも私は鷹揚に湯に浸かり、湯の香をクンクン嗅いで、湯口の湯をグビグビ呑みまくり、
「ああ蔵王に帰ってこられたんだなあ」
うれしくてたまらないのでした。
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そうしてこれは2006年の下湯共同浴場内部です。
ノスタルジーなのでしょうか、以前の、この頃のほうが情念を感じます。
浴場と湯のなまめかしさを感じます。
うーむ…、
いや、たまさか2012年この日の下湯がコンディション不良だったに違いない。
そうさ、そうにきまってる。
見上げる6月の空にそおっと微笑んで下湯を後にしました。
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