白布温泉


白布温泉   西屋旅館  

■施設名   湯滝の宿 西屋
■値段    500円
■住所    山形県米沢市大字関1527
■電話    0238-55-2480
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2012/06/21

泉質等失念

新高湯からの下りしな、せっかくだからと再度白布に停車。
豪壮なかやぶき屋根の現存する西屋旅館にて立ち寄り入浴をしました。
西屋はその古くて重厚なたたずまいから、ともすると古く疲弊した宿を想像しがちですがさ
にあらず。
磨きこまれた内部はピカピカで清潔清澄。私のような古いおトイレが苦手なタイプでも何の
問題もありません。いつか泊まってみたいなあ…

閑話休題
湯屋に向けて館内を歩いていくと、「ほほう、なかなか風雅な趣向ですなあ」
渡り廊下状のスノコの下には滔々と水が流れていたのです。
はじめはそれが単なる沢水か何かだと思って、優雅な趣向だと想いながら浴舎に入ったのでした。
浴場はけして大きくありませんが、壁面は板張り、浴槽は黒石造り、注がれる湯は天下無双の白布の湯。流しっぱなし、使い捨て、豪快無比

 

しばし美しい浴場風景に見とれていると、ふと気付きました。
おお、見よ!
豪快の湯はだばだばとあふれ、その湯は均一に浴槽を乗り越えて、その流れ去る先は先ほどの渡り廊下のすのこの下ではありませんか。
これは見事な演出です。
エクセレントです。
感心しきりで湯につかりじっと瞑想します。
じんわりと湯の熱波が私の五感を包みます。
ゴーゴーと打たせ湯の音が耳に心地いいです。
この湯と、この浴場と、この宿を体験できただけで幸せというものです。
食事もいいらしいし、入浴時間をフレキシブルに対応してくれた姿勢もいいし、よい宿の条件を満たした最上級の宿といって差し支えないと思います

 

 

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