廃屋同然のポンプ小屋がゆかし潟外周にあった。
かつてはこの湯をどこかで利用していたのだろうか。
しかしよもやこのブロック小屋ではあるまい。
まあ、それはそれとして夏草に覆われた小屋周囲を点検すると小屋内部にはポンプがあり今でもお湯がちょろちょろと漏れだしている。
しかしあまりに汚くさすがの私でも内部に踏み込む勇気が出ない。
ふとみると小屋入り口付近にカランが有り、誰がつけたかホースまでついている。
決めた。浴びる。
急ぎ服を脱ぎ捨てると車にぶち込み夕刻のゆかし潟湖畔の夏草の中でやぶ蚊の猛襲と戦いながらちょろちょろと出る湯を浴びたのであった。
しかし、こんな所に拘泥するあまり、ゆりのやま温泉を割愛したのは失策であった。