大浴場は渓流に臨む大きな窓と、大きな浴槽に贅沢に注がれる豊かな温泉が素晴らしいです。
やや浴場の換気が悪く、暑いのが難点ですが湯の鮮度は良く、広々した浴室は気持ちが良い。
テラスに造られた樽風呂は、内湯で熱くなった体を冷ましながら入るのに適しています。
これだけ巨大な樽はめったにないと思われます。
珍しい気分の入浴もまた佳きかな。
そうして館内最奥にあるもう一つの露天風呂は岩組みの浴槽が川沿いに造られていて豪快な気分で湯あみを楽しむことができます。
こちらは湯口は温泉成分の固着堆積で肥え太り、浴槽の縁は成分の凝固付着でこちらもへりを形成しつつあります。
特段の浴感や特徴を感じないのですが、やはり素性の良さは現れてくるものですねえ。
たった一人で豪華ホテルの浴場で遊ぶことしばし。
十分に満足して小川温泉を後にしたのでした。
そうして次ぎぬ向かうのは、
「せっかくだから昼飯はタラ汁定食でも食ってみるか…」
この地の名物といわれるタラ汁が吉と出るか凶と出るか…
答えは友よ…