祖母谷で夢のようなひと時を過ごして欅平の駅への戻りしな、渓谷に建つ名剣温泉を訪問しました。
ここはそれなりに瀟洒な宿として経営していて、山小屋の野趣を敬遠する人でも比較的容易に訪問が可能でかつ渓谷の景色や温泉も楽しむことができます。昼時とあって訪問客の多くは昼食を所望しています。お蕎麦おいしそうだけど、今回は無視。
温泉は祖母谷からの引き湯。
日帰りの立ち寄り客は断崖の露天風呂にのみ入浴が可能。
降り出した雨を見ながら、歩いてきた道や、色づき始めた木々を見ての入浴も一興です。
しかしながら、祖母谷であれだけ匂っていた硫黄臭気はほぼ感知することができません。湯の花の乱舞もなし。普通の単純泉みたいな入浴感です。
まあ、いいか、黒部渓谷のちゃんとした旅館を訪問で来たんだから…
山の空気を吸いながらのんびり宿として過ごすにはいいと思います