石白川海岸温泉(仮称)
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■施設名
石白川海岸の温泉
■値段
■住所 石白川海水浴場のすぐ傍
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2011/7/28
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泉質等不明
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太平洋上に浮かぶエメラルドの真珠、式根島。
海水浴客や釣り客にとって一度は行きたい憧れの式根島航路は
温泉ファンにとってもまた垂涎の地であります。
そんな伊豆諸島に2011年の7月下旬遊ぶ機会を得ました。
熱海の港からジェット船に乗って一時間ちょっと。
式根島港に着くと上半身裸の短パン姿ですっかりローカル化した新田さんが
レンタカーを駆って私たちを出迎えてくれました。
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「ひとついい場所を見つけたんだ」
新田さんはうれしそうでした。
「名無しの野湯なんだ。でも今は潮が満ちてきているから海水と一緒かもしれないな」
「はあ」
新田さんに案内を乞うて訪問した名無しの野湯は石白川海水浴場のすぐ脇にありました。
しかし無残にも昼過ぎのその時間帯は満潮だったのでしょうか、温泉はほぼ全水没状態、再訪問を余儀なくされたのでした。
そうして翌朝、再訪するといい具合に潮は引いて石白川温泉(仮称)は素敵な姿を現していました。
美しい砂底から湧く湯は適温の湯だまりを形成し、まさに我々においでおいでと手招きをするように感ぜられます。
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磯の匂いも懐かしくて、まさに極楽浄土の湯浴み沐浴磯遊び。
しばし湯と海に戯れていると海水浴場の保安員のお兄さんが柔和な顔をして近づいてきました。
「どうですか、いい湯かげんでしょ」
「うむ、きわめて佳」
「ここはね、一昨年の台風で地形が変わって気がついてみると干潮の時に湯気が上がっていたんですよ」
「なるほど」
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ふと気がつくと海水浴に来たと思しき少年が私たちの入浴を奇異の目で眺めいています。
「君も入るかね? いい湯かげんだよ」
少年は恥ずかしそうに湯だまりの縁にしゃがんで、それでも離れて行きもせずお湯と砂と戯れています。
碧い海、蒼い空、むくむく湧き昇る夏雲。
そこかしこを這いまわるフナ虫の群集。
伊豆諸島の海と一体化した入浴は満足至極の一湯となりました。
やめられないわけですねえ。
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