鳥取市の西方10キロほどでしょうか
吉岡温泉はなかなかよい風情の温泉街を形成しています
至近に公衆浴場がふたつ
この日、私たちは駐車場が判りやすい故をもって吉岡温泉館にて入浴。
存外立派な公民館風の建物のなかに、ややせまい脱衣所、その先にある
美しい碧色タイル貼り浴槽を見て息を飲みました。
いや、息を飲んだのは脱衣場に充満する足の裏の臭い故だったかも知れません
閑話休題
「な、なかなか熱い湯ですね」
湯舟は実測45℃
私が地元のお父さんに、ことさらに熱さにたじたじの風を装って話しかけると
お父さんは上機嫌で
「なあに、ふだんはこんなもんじゃねえんだよ、最近は少し湯がぬるくなっちまってよお」
どういうわけか江戸っ子弁でまくし立てます。
「45℃なんか熱いうちにゃはいんねんよ」
「そ、そうですか」」
「がはは」
透明清澄きりりと熱い湯が今日も吉岡の浴場には満ち満ちています
ちんちんあつあつ、飾らないこんな庶民の浴場が好きです(ただ一点をのぞいては)
時刻は早夕刻
なぜだかドテ煮で一杯やりたい気分になりました