老松温泉　　喜楽旅館

■施設名　　 老松温泉
■値段　　　　500円
■住所　　　　栃木県
■電話　　　　
■時間　　　　
■定休　　　　
■その他 　　
■訪問日　　 2019/11/7　

泉質等メモせず

直前に訪ねた弁天温泉の廃墟っぷりにも感銘を受けましたが、こちらの老松温泉もまたそのボロさ加減では有名なところです。
道路向かい側に居る頑固なご主人が健在なうちしか入れないんだろうなあ、きっと。

同浴したおじさんは那須登山の帰りみちでここに立ち寄ったのだとか。
「お金払うところが判らなくて直接入ろうとしたら親父に怒鳴られちゃったよ、あはは」
「ほほう」
「でもここのお湯はいいねえ。ボロさ加減も記念物級だよ」
おじさんは屈託なく笑います

老松温泉にひかれる湯は那須湯本の硫黄泉です。浴室は昔ながらの木造で質感情感ともに心落ち着く造りとなっています。
湯は折り紙付き良質湯。
漂う硫化水素臭が温泉情緒と旅愁を倍加させてくれます。
浴槽は二つあるのですが片側にだけしか湯はありません。
でもいいのです、静かな古びた浴場で気持ちのいい硫黄泉に入れたのだから。