鬼怒川温泉


鬼怒川温泉 仁王尊プラザ

■施設名   仁王尊プラザ
■値段    700円
■住所    栃木県
■電話    
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2019/11/8 

泉質等メモせず

首都圏から比較的容易に来ることができる鬼怒川温泉において異彩を放つ施設がひとつ。
好事家の間ではつとに有名なこちらの仁王尊プラザです。
なんでもここはマンションを改装して宿泊施設として運営しているのだとか。
なるほど、フロント周りはマンションの管理人室のようです。かつてはクロネコヤマトがこの管理人室を経由して宅配便を届けに
来ていたのでしょうか、あるいは首都から左遷された勤め人がこちらのマンションで捲土重来を期して鬱勃たる日々を過ごしたのでしょうか。
しかしそんな施設の過去は、あるいはBの匂いぷんぷんの仁王尊やら釣り堀やらが、温泉の評価とは別物なのは先輩諸氏からもかねがね称賛され愛好されている温泉の評判からも容易に想像でkるところです
閑話休題

 

訪ねたこの日、フロントでは和服の麗人がチェックアウトしているところでした。
「……」
「あんな美女がこの宿に泊まるんですねえ」
「なにを不謹慎なことを言ってるんですか」
「いや君、何もこの宿がBだとか変なのにとかそんなことは言っていないじゃないか」
「うん、」
「美女が泊まっているという事実に単に感嘆しただけじゃないか」
「ま、まあそれはそうです」
俗物の私たちは事程左様に些末な事柄に拘泥刮目する傾向があっていけません
閑話休題

仁王尊プラザの温泉は内湯浴場が一つ、露天風呂がひとつ、屋形船のお風呂がひとつ、川べりのテラス位置に造られた露天風呂がひとつ。
もしかしたらまだあるのかな
いずれにせよ、鬼怒川の良質な湯がいずれも放流式で提供せられています。
特に私が最初に入った小さな内湯浴場は街この影響も受けず、浴槽が小さいだけにそれに比しての湯量が多く、大変いい状態で鬼怒川の原始の状態の湯を楽しむことができました
すなわち透明清澄、そうしてつるつる感は肌にまとわりつくがごとし、なおかつかそかな温泉臭気は硫黄の香にも似て独りで小さな浴室空間を独占している間、うっとりとしてしまったものです

 

2019年の晩秋の栃木の旅は
これをもって終了となったのでした。
めでたしめでたし

 

 

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