温泉津温泉


温泉津温泉 元湯泉薬湯  

■施設名   元湯泉薬湯
■値段    200円
■住所    
島根県邇摩郡温泉津町温泉津
■電話    なし
■時間    
■定休    
■その他  
■訪問日   2003/8/6

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性中性高温泉)
49.6℃
成分総計8230r/s

 

盛夏に温泉津温泉を訪ねるのも、一種の修行でしょうか。
冷夏とはいえ、この日はよく晴れ、駅からだらだらと下る道で、大汗をかきました。
狭い温泉街にはいると、風は全くなぎ、じりじりと照りつけられるばかり。
それでも黒い板塀の、古い家々の風景は心を和ませてくれます。寺院などもよく風景ととけ込んでいて、とても味わいのある温泉地だと思います。
たどり着いた元湯は渋さがたまりません。お湯は塩辛い茶色い湯。熱い湯とあまり熱くない湯と浴槽があります。たしか44度と42度であったと記憶するところですが、真夏には充分な熱さです。

でも、そんな中、半地下浴場は、静寂で、ふっと時間が止まったような錯覚に陥らせてくれます。開けはなった窓から、すっと風が入ってきた時、涼しさを感じてしまった私は、この時、達観してしまったのかもしれません。
静けさや、岩にしみ居る、セミの声、の心境??。 
しかし、結局のところ俗物の私は、共同浴場を出て大汗かいて、
「いやあ、まいったまいった」 
と小さくつぶやきながら、ビールでも飲みたいなあと思ったのでした。

→今は亡き旧の温泉津温泉駅駅舎。美しい。

 

2004/9/25再訪
一年ぶりに温泉津温泉を再訪。元湯は以前と全く変わらず、まさに時が止まったような空間でした。前回の上記レポでは湯温が44℃と42℃とのことですが、この日は46℃と43℃。熱い湯舟は指先までじんじんしびれるように感じます。
そして湯の色が写真と違ってもっと薄い、じゃっかん緑がかった灰色でした。
まさに天然湧出の温泉はその時時によって違うのだなあと実感しました。
佳い湯です。いつまでも、この浴場が残っていますように

 

 

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