明礬温泉 湯元屋旅館
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■施設名 湯元屋旅館
■値段 300円
■住所
■電話 0977-66-0322
■時間 1000-2100
■定休
■その他
■訪問日 2013/5/17
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酸性-アルミニウム-硫酸塩泉
(低張性酸性高温泉)
61.9℃
9.1リットル/毎分(自然湧出)
PH1.6
成分総計2060mg/kg
「極微白色微濁 強酸味弱収斂味 無臭」
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明礬の良質かつ特徴ある湯は驚きを私に与えてくれました。
湯元屋旅館は独自の源泉を有し、その湯は灰濁色、その臭気は薬品臭というのか金属臭というのか、独特のにおいで私をネバーランドへと誘います。
湯量はそれほど多くはないようですが、浴場は小さな内湯と、小さな露天浴槽が各ひとつ。
それぞれを貸切で使用するシステムを採用。
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このレベルの浴槽であれば、湧出量に見合った大きさといえると思います。
とろとろと注がれる湯はちんちんとろとろ熱めで薫り高く、野性味豊かで濃厚で、温泉ファンならやられること間違いなし。
浸かっているときの浴感と臭気は存外ライトに感じられますが、ねっとりと絡みつき、風呂から出でた後のむんむんアツアツ感は特筆ものです。
おまけに湯から漂う臭気は少ないものの、その後の肌や服への硫黄臭の付着は重量級。
これはエクセレントの湯といわずにいられません
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私も今まで幾多の湯に入ってきたつもりですが、この湯は、何か、特異なものを持っているやに感じられてなりません。
ひとしきり湯を味わい、湯に遊び、別府の風に吹かれて、ああ満足だ。
湯から出でると女将さんが、
「あら、もう出たの?」
「うん」
「うちのお湯はね、ゆっくりとじっくりと浸かるとそれはそれは効くんだから」
「さもありなん」
「また来なさいね」
「うむ」
いつの日にかまたあい見ん、湯元屋旅館
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