般若寺温泉
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■施設名
般若寺温泉
■値段 1000円
■住所 岡山県
■電話 なし
■時間
■定休
■その他 貸し切り1時間制限
■訪問日 2010/3/27
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泉質等失念
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山間の渓谷、道路端に車を置いて石段を下るとそこには美しく穏やかな般若寺温泉の茅葺き母屋が在りました、
お母さんはあらかじめ電話で予約した我々を待っていて下さった。
鳥取市内からダイレクトに峠越えしてくれば早いものを雪のために三角形の二辺を大きく迂回して命からがらこの般若寺にやってきました。
ここには先刻までの苛烈な雪雲はもうありません。
長閑な陽射しが母屋の前庭に優しく降り注いで身も心も伸びやかになってきます。
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ああ、どうでもいい前置きが長くなっていけねえ。
肝心の浴場は母屋からさらに一段下がった川岸にあります。
これだけ画になる浴場のたたずまいも少ないように思います。
ここの入浴客は1時間貸し切り制。
よく判りませんが自然の岩肌をそのまま活かした浴場はなかなかどうしてファンタスティックです。
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温泉は透明清澄
左写真を見ても判るようにお湯が在るのか無いのか判らないくらいの妖しい透明度。
ややぬるめなれど、いや、ぬるめだからこそゆっくりとのんびりと湯と風情を楽しむことができる素晴らしい温泉浴場だと思います
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いったいにこの岡山も鳥取もおよそ温泉は透明で匂いのないものが多いやに感じますが、それでもここの湯は佳かった。
湯が艶めかしく、肌触りはあくまでしっとり、そうして浴舎の風情が絶佳。
いやはや、ここにはやられました
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夏期にはこの露天風呂も稼働するようですがこの日はまだ寒冷季ゆえ浴槽はからっぽ。
でも露天風呂に入れなかったことなぞちっとも未練に感じませんでした。
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そうして今回の旅が終わりました。
雪と寒さと大相撲が気になってあまり多くの湯をめぐりませんでしたがそれでも早春の岡山鳥取路を仲間と愉快に駆け抜けた旅は今後の私にひとつの大きな指針を与えてくれた旅となったような気がします。
帰りしな名残惜しくて振り返るとそこには過去100年も変わらぬ般若寺の長閑な風景。
こんなひとときが好きだな〜
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