佐渡の中央平野の両津寄り、港からは十数分といったところでしょうか、田園地帯にぽつんと建つ日帰り施設が新穂潟上温泉です。
訪ねた時間が夕刻17時過ぎとあって施設は近在の人たちの訪問で大盛況。
土産売り場もあったり、休憩場所もあったりで活気のある施設だなあという印象です。
なんでも佐渡最古の温泉で順徳上皇が湯あみしたという伝説があるのだとか…
浴場は熱の湯という大浴場と、由緒あるさぎの湯という小浴場の二つがあるようです。
予習不足の私は大浴場の熱の湯に入ったきり、
「ああ、どしんとしたなかなかいい湯じゃないですか、でも混んでいるのがねえ」
などといって早々に湯から出でて、ひとしきり館内を冷やかしたり、外の駐車場で暮れ行く佐渡の空を眺めていたのです。
さぎの湯という硫黄の香りがする小浴場もあったのを知ったのは帰ってから。
うーむ、無念