そうして浴場に一歩入っておよそ心配は杞憂であったことが即座に判りました。
施設は豪勢でデラックスですが湯の実力は役力士クラスといって差し支えないと思います。
ぷんと漂う湯の香はまさしく芳香、いわゆるアブラ臭気がします。
内湯のお湯は透明ながら緑っぽく、とろみがかった肌触り感は悪くありません。
いや、極上といってもいいかも知れません。
露天風呂は浴槽がふたつ。
ひとつは「源泉浴」とかかれて黄土色した湯が満ち満ちています。
もうひとつは大きな湯舟に淡黄色透明の湯がなみなみと注がれています。
雨とガスで展望が利きませんが晴天であったなら露天風呂から川口の街並みが一望できるようです。
良質の温泉に浸かって2011秋の中越ツアーは上々の滑り出しで幕を開けたのでした。