高瀬分譲地温泉 駒留めの湯
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■施設名 駒留めの湯
■値段 400円
■住所 長野県大町市
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2011/8/28
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泉質等不明
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大町温泉郷の知られざる実力浴場がここ駒留めの湯です。
なかなかどうして興味深い名称ではありませんか
察するに馬もここから先は入っていけない険しい山岳地への入口という意でしょうか、あるいは駈けに駈ける駿馬もこの名湯につい立ち寄って留まってしまうという意なのでしょうか…
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お湯は無色透明で葛温泉からの引き湯のようですが、源泉流しっぱなし、あふれる豊饒の湯はただ永劫にとろとろと供給せられています。
湧出地の葛に於いては熱くて加水しないと入れない湯もここまで来るとジャスト適温に下がって、それはそれは浄土のような入り心地が約束されます。
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浴場の経営者は金銭のためではなく詩を紡ぐような気持ちでこの駒留めの湯を維持管理しているのです。
「この辺で流しっぱなしの最高峰はうちだね」
「なるほど」
「葛の湯を一番佳い状態で浸かれるのもうちだ」
「御意」
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そうしてその浴室の風情がまた素晴らしい。
写真で見るとゴージャスな浴場に見えてしまうかも知れませんが湯に浸かりながら見渡すと壁は一部板張り、もう一部はプラスチック段ボール張り。
Bの匂いがプンプンして私などはなぜだか落ち着きます。
大町から葛温泉へと分け入る途中、あるいは帰路に寄り道するとマニアならきっと慶びにむせぶのではないでしょうか。
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