静かな奈川温泉から木曽方面へと走ると峠道の下り途中で忽然としなの白ゆり温泉が現れます。
人っ子一人いない峠道の途中で温泉は今日も静かに流れ続けています。
ウッディな小屋にはコイン投入式のスタンドも併設されていますが、自噴の冷泉は常時ちょろちょろとバケツ経由で側溝へとあふれているのです。
そおと手をつけてみると源泉は冷涼。
高原とはいえ32℃超の夏には一服の清涼となります。
口に含めば明瞭な硫黄味タマゴ臭気。
これはなかなかいい素性の温泉です。
持参のペットボトルに汲んで持ち帰って、独りにやにやしながら自宅のふろでしなの白ゆり温泉を浴びたのでした。
硫黄臭つるつる感は十分に持続されておりました。