暑い遠州に嫌気して今年も一時の清涼を求めて信州にやってきました。まず初めに訪れたのが稲荷山温泉杏泉閣です。
長野道の更埴インターを降りて数分。街中の旧街道と思しき道路沿いに杏泉閣はそびえるように立っています。
内部はホテル風造り。
地域の公衆浴場も兼ねているようで私が入ったのが一階にある浴場です。
飾らぬ質素な趣の浴場には地域のお父さんが数人。
浴室全体にうっすらと卵様臭気が満ちているような気もします。
お湯は無色透明
やや熱めの加温循環で温泉は供されています。朝風呂に260キロ走ってきて入るなら可ではないかしらん。
地域柄、浴室の卵臭気は戸倉上山田あたりと少し似た気もするが色はなく、湯面ではほとんど匂いも感知できない。
長距離走りの疲れを癒そうとしばし湯口付近で体を浸しているといつのまにか身体に泡が付く。投入されているのは源泉かもしれない。
露天風呂はあまりきれいではないし外気も暑くさわやかさを感じないため少し入ってすぐに出でた。
とまれ、そんなふうにして酷暑の7月下旬の、涼を求めるたびは始まったのでした。