お湯は浅間の湯らしく無色透明無味無臭美味。
爽やかな春の浅間温泉に、熱めのきりっとした湯。
いわゆる浅間の美味しいお湯といえるかと思います。
どぼどぼどぼと注がれる湯は清澄で悲しいほどに澄み切っています。
湯の華が浴槽内をふわふわと浮遊する様はなかなかどうして悪くありません。
しかし、湯の華はともすると、髪の毛や塵芥を集中収集する核となることが多々あり、この宿でも若干その傾向が見られたため、洗面器ですくっては洗い場に流し、すくっては洗い場に流し、それでも湯の供給がとよとみなのですぐにお湯はまた静かにあふれ続ける、そんな光景を見るのも楽しい。