鎌先温泉 最上屋旅館
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■施設名
最上屋旅館
■値段 500円
■住所 宮城県白石市福岡蔵本字鎌先1-35
■電話 0224-26-2131
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2010/11/10
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源 三宝の湯
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
低張性中性温泉
36℃
PH6.7
成分総計3127r/s
「微黄色にて微かに混濁し微かな金気臭と微かな塩味を有し中性である」
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暮れなずむ宮城蔵王山麓の一画に肩寄せ合い美しくたたずむ小さな温泉街がありました。
ここ鎌先温泉はしっとりと落ち着いた静かな町に見えます。
木造の風格ある外観に好感してこの日、私たちは最上屋旅館にて入浴を所望。
帳場から大女将らしき方が出てきて丁寧に対応していただきさらに好感。
いつの日にか、この宿に宿泊して謝意を顕わしたいと思いました。
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板張り廊下を楽しく歩き浴室に入ります。
ここは言わずと知れた傷に著効有りという温泉です。
伊達政宗や伊達直人も歴戦の傷をこの地で癒したのでしょうか。
源泉が36℃なので加温こそしていますが湯は放流式、加水も循環も消毒もないピュアな温泉体験が愉しめます。
いや〜気持ちいいです。
湯質浴感ともに極上もの。
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時は晩秋とあって浴室は湯気もうもう。
「どうせ貸し切りなんだから窓を開けて湯気を出しませんか?」
「うむ、それが吉。」
私たちは写真をきれいに撮ろうと画策したのですが、実際に窓を開けてみると、無残にも却って冷えた外気で湯気がさらに増量するに及んで窓開放→写真撮影の野望は断念。
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「いや、なかなかどうして佳い湯ではありませんか」
「そうですね、この鉄錆び色、鉄錆び臭、いかにも効きそうですもね」
私たちは窓開放の奇策に失敗して自嘲気味に力無く笑いました。
でもそれでいいのです。
私たちはしばし独占浴を楽しみ満願の気持ち持て宿を後にしました。
きれいな写真が撮れなかったことなぞちっとも惜しいと思いませんでした。
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