遠刈田温泉から宮城蔵王にむけてぐんぐん高度を上げます。
この日、蔵王には雪が降ったようで時折見られる山頂部の真っ白な神々しい美しさには思わず襟を正したくなる思いでした。
青根の温泉街まで来て車を降りると寒風が肌を刺すようです
でも紅葉もきれいだし青空もきれいだし、何だかうれしくてたまりません。
訪れたじゃっぽの湯は存外大きくて立派で観光色が強くて、私のような無頼漢にはちょっと似つかわしくないようにも思えます。
でもそこは田舎モノのおのぼりさんに徹して堂々の入場入浴。
近年新築せられたのでしょうか、ひどく立派な黒っぽい石造りの浴場には無色透明無味無臭の清浄の湯が放流式。
観光客なのか地元のお父さんなのかよく判りませんがどういうわけか平日のこの時間でもかなりの人口密度です。
私は湯口付近にどっぷりと腰を据えて湯をひとしきり愉しみました。
外は寒い初冬の日、温かい温泉に浸かって窓から紅葉の木々と青空を見ました。
紅葉は陋屋から眺めるのが一番美しいのだとか…
豪華新装公衆浴場の黒御影石の浴槽から見る紅葉も悪くありません。
今度青根に来るときは不忘閣に泊まってみたいな〜