垂玉温泉 山口旅館
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■施設名 山口旅館
■値段 宿泊14000円くらい
■住所
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2014/06/06
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泉質等記録失念
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九重の山に登って、この日の宿は阿蘇山ろくの垂玉温泉です。
言わずと知れた名湯中の名湯。
私は過去に至近の地獄温泉には立ち寄ったもののこちらの垂玉温泉には入ったことがなく、いつの日にかと思い続けて幾星霜。
こんかいの旅でようやくにして垂玉温泉訪問がかないました。
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訪ねてみて、いやはや、ここの湯の想像以上の素晴らしさに脱帽でした。
先ずもって湯量の多さがいい。
とかくこの宿は名物の滝を望む露天風呂がクローズアップせられる傾向にありますが、いやいや、全ての浴場が括目すべき能力を有しているのでありました。
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大浴場の文字通り大きな浴槽になみなみと注がれる湯は豊穣とよとみ。
僅かに灰色濁りの色は美しいカクテルのような色あいです。
土類系を含んだ甘しょっぱい味は、この味はいつか味わった味。
思い出と郷愁の味。
浴場のつくりも堂々たるもので、数日滞在してこれでもかとばかりに湯あみを楽しんでみたい、そんな浴場です。
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さらには小さな共同湯のような造りの浴場も味わい深い佳品の雰囲気です。
こちらや、桶の露天ぶろや、小露天ぶろなどは浴槽の大きさに比して湯量が多いため、温泉は白濁せず、微微ささ濁り、お湯が光っているように見えます。
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そうして名物滝の湯はそのロケーションももちろん魅力ですが、大量良質の湯が惜しげも無く溢れていくさまは圧巻。
瀧を眺め、崖を眺め、いささか無粋な土木工事の足場を眺めての入浴もそれはそれで、良い思い出です。
私たちのような野人が一泊して酒を飲んでそそくさと帰ってしまうには惜しい宿です。
保養静養にゆっくり泊まってみたいところ。
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