湯之元温泉　　田之湯温泉　　

■施設名　　 田之湯温泉
■値段　　　　150円
■住所　　　　日置市東市来町湯田3077
■電話　　　　
■時間　　　　6:00-22:00
■定休　　　　
■その他
■訪問日　　　2009/10/22　

単純硫黄温泉
低張性アルカリ性高温泉
57.8℃
ＰＨ8.5
成分総計556.8�r/�s
「微緑黄色透明（数秒で無色透明）微硫化水素味　無臭」

やってきました、田之湯浴場。
なんでもここは全日本朝風呂党の本拠地なのだとか。
朝風呂を愛することにかけては私にも若干の自負があります。
いざゆかん、お手合わせねがわん。
しかし、この日の田之湯朝風呂党は私に怖れをなしたのか、或いは私の吹上温泉道草に依る遅刻のせいか、どういうわけか貸しきり状態♪
「うむ、それでもいいんだ、独りでこの浴場に遊ぶのも優雅かもしれぬ」
私は独り得心して田之湯に遊びます。

しかし、ここは美しい。
透明緑色の湯がこれでもかとばかりに深めの浴槽に満々とたたえられている。
湯を透かしてみるタイルの紋様がこれまた敷石のようにきれいです。
湯はとろとろと粘度の高い硫黄泉。

臭い佳し、浴感とろとろつるつる、味さらに佳し。
湯口の赤いカップでグビグビと２杯痛飲。これは美味いです。
うーむ、ゆうことなしです。

古びた郷愁の浴舎
清潔に保たれた浴場
あふれる清浄の湯
人々の湯への思い
旅人の一時の郷愁
全てがそうあるようにありました。
まさに温泉の５つ星。

もう私は満足しきって写真なぞどうでもよくなっています。
それでも義務感から何枚か写真を撮るのですが、感銘のためか、すっかりやられて酩酊したのかどれもこれも斜めに傾いた写真になってしまっています。

田之湯に化かされたのかも知れない。
なるほど、こんなステキな湯と浴場になら化かされてしまうのも悪くない。
もうすっかり満足しきって外にい出ると鹿児島の青い空。
カリフォルニアの青い空よりも美しいと思いました（私見）


補遺
脱衣場に掲げられた小原庄助さん擁護論には胸のすく思いが致しました。蛇足ですが