やってきました鹿児島へ。
今回の旅は硫黄島への再チャレンジが目標なのですが、空港で参集した私たちはそれでもせっかくだから行き掛けの駄賃とばかりに鹿児島市内への道すがら通りすがりに見つけたさんさ乃湯へと立寄ることにしました。
「なかなか良い風情じゃないですか」
「うん、田舎町の公民館併設というのがいい」
てんでに勝手なことを言いながら250円を払って浴場に入ります。
平日昼間なのに薩摩のお父さんたちが5名ほどいます。
こころなしかみんな西郷さんに顔つきが似ているような気がします。
温泉は高らかに放流式を歌う割に内湯のほうは少々投入量が少ないのか湯の汚れが目立ちます。
しかし、ひとたび露天風呂に出でればそこの湯は清冽でトヨトミ、あふれる量も見事なものでなおかつ浴感はつるつるして清涼感顕著。
小さな露天風呂ですがそれでも薫風に吹かれながら青い空を眺めて入る鹿児島の湯に先ずは満足です。
ひなびた田園の一画に建つこんな温泉施設の雰囲気が好きだと思いました。