西之湯(西ノ湯)温泉 (鹿児島県口永良部島)
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■施設名 西之湯温泉
■値段 寸志 200円くらい
■住所 鹿児島県屋久島町口永良部島825-2
■電話 なし
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2018/5/25
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源泉 西ノ湯温泉
ナトリウム-塩化物泉
(低張性中性高温泉)
63.6℃
自然湧出
PH6.0
成分総計4649mg/kg
「無色透明 微弱塩味 微々収斂味 微々金属臭」
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夕刻近く、口永良部島の温泉めぐりも島の北部の海岸線で3湯めとなりました。 西ノ湯温泉は本村集落から山を一つ越えた位置にあって比較的近い位置にあります。 浴舎は道路の直ぐ下に、海岸端の崖地に隠れるようにして建っています。 しかしまあよくもこんな位置に浴舎があるものです。
天然の湧き出す湯をその場で湯船と小屋掛けして造ったのだと推測します。
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石を段組みをしたような形状の浴槽はワイルドかつ無骨です。 その浴槽の上には木で造られたベッドのようなスペースが造られています。 「この木の天井みたいのはなんですかね、かくれんぼしているみたいですね」 「温泉湯治でこの板の上に寝転んで呼吸器の快復を図るのではないですかねえ」 「ほほう」 勝手なことを言いながら入浴しばし。 こちらの湯は赤茶色の塩化物泉です。 訪ねたこの日、この時間はどういうわけか湯の量がやや少なめです。
でも適温42度ほどの湯は浴感力強く、温まりの湯と霊視しました。
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「これだけ海が近いと潮の満ち干で湯の量も上下するのかな」 「うむ、それもあるかもしれんね」 あいにく湯船からは海を臨むことはできませんが、潮の香りと波の音と行きかうフナ虫の大軍を眺めてはいる湯もなかなか良いものです。 塩化物泉だけに長湯すると熱くなっていつまでも熱が引きません。 時刻は早くも薄暮。 湯から出でて見る海岸風景も名残惜しいけれど、本村の温泉浴場にも入らなくちゃいけないし、民宿にもそろそろ入らないといけません。 さようなら、西ノ湯温泉。 佳き体験をありがとう。
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