霧島温泉(鹿児島市内)


 霧島温泉  

■施設名   霧島温泉
■値段    390円
■住所    鹿児島市西千石町6-20
■電話    
■時間    0600-
■定休    
■その他
■訪問日   2014/02/07 

源 霧島温泉
塩化物泉
49.8℃

鹿児島の朝、勤勉にも6時前に起き出して夜明け前の鹿児島の街を歩きました。
楽しくてたまりません。
昨夜の氷雨は降りやんで、鹿児島の街は寒いながらもしっとりとした空気。
東急ホテルから甲突川を渡り、大きな交差点を左折。うろ覚えで霧島温泉を目指しました。

歩くこと5分ほどでしょうか
無事に霧島音温泉に到着。
近代建築物に囲まれて健気に立つその姿に感銘を受けます。
外観は昔ながらの銭湯といった趣そのもの。
内部もまた銭湯そのもの。
古いけれど、よく手入れせられた気持ちのいい施設です。
しかしながら入浴客は皆無。
番台のお母さんは経営に対する意欲がやや減退気味にも見えます。
これほどの郷愁を誘う施設も貴重ゆえ長く残ってほしいものですが、さて…。

それはさておき、霧島温泉には良質の食塩泉が供せられ、浴室は清潔そのもの。
昔ながらのタイル浴槽や洗い場の紋様が美しい。
壁に掛けられた画はさながらウナギ湖のビーナスでしょうか。

朝一番の入浴でタイルからあふれる湯を眺めるのは気持ちのいいものです。
透明清澄の湯は薄い食塩味。
湯口からぐびぐびと源泉を飲めば、昨夜の酒毒もたちどころに消えて、今日一日の湯めぐりの活力がみなぎるようです。

ジェットぶろも設置せられているため湯は半循環しつつ浴槽には若干の塩素が投入されていますが、総じてレベルの高い温泉浴場といえると思います。

入浴を終えて外に出でると鹿児島の夜はしらしらと明けて、仕事に急ぐ人々が歩道上を走っていきます。
「うむ、これでいいんだ」
私は独り首肯し、なんだかうれしくなって負けじと疾走しました。
まだまだ鹿児島の旅は始まったばかりです。
一人にやにやして走る私の姿を、大久保利通公の銅像は優しく見つめておられました。

 

 

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