海中温泉
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■施設名 海中温泉
■値段
■住所 鹿児島県十島村悪石島
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2019/5/26
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泉質等不明
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宝島を出でて前日に続いて再度小宝島湯泊温泉で遊んで、そのあとやってきたのが悪石島です。
悪石島という名前がなんとも怖いです。
余談ですが私は悪沢岳という南アルプスの名峰に登ったことがあるので、あと一つ何か悪という字の付く秘境的場所に足跡を記せたら、「日本三悪」をやったのだと自慢できるのですが…。
左のお弁当はこの日の昼食。
船で支給されたのか、民宿みのり荘の女将の作成なのか記憶がすでにありません。
たぶん船かな…
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閑話休題
悪石島に上陸した私たちは先ずは港から坂道をだらだらと登ります。見上げる急峻な山肌にはうっそうと茂る亜熱帯の緑がギラギラとした日差しにキラキラと輝いて見えます。見下ろせば藍よりも碧い海。暑いことをのぞけば極楽のお散歩気分です、いや、結構坂道がきつかったか、まあ、そんなことはいいけど。途中野生のヤギみたいな動物もいてきつくて暑いけれど楽しい。
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いったん登った坂道を今度は一気に下ると海岸線にでます。
そここそが悪石島の海中温泉なのです。
ガードレールの標識に従って防波堤の階段を下って、ガラガラの岩場を海岸に向かいます。
「あの大岩のあたりに湯が湧いてるのです」
私は予習してきたとおりに皆に教授します。
「でも潮がけっこう満ちているように見えますよ」
「……」
「あの大岩の向こうあたりじゃないの?」
「……」
「きびしいかもわからんね」
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とかく理想と現実は乖離があるのですがまあ、せっかくここまで来て野暮は無し。
「いや、これで良いんです。このガラガラの悪場で海に浸かって、それが温泉水なら文句なし、たとい湧出場から少々違っていたって一滴二滴温泉が混じっているなら…」
そんなわけでみんな照り付ける陽光の下、海岸の岩に衣類脱ぎ捨てて海水にどぶんとわが身を躍らせて、
「どうですか、湯加減は?」
「さっぱりですわ」
そんな呆けた行為こそ楽しい。
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青い青い海と青い青い空のもと、わたしたちはしばし波と戯れて満足したのでした。
満願かな
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