2014冬の鹿児島旅は、この日の午後に急転直下、滞在延長を余儀なくされました。
折からの低気圧通過と大雪で羽田空港はじめ本州各地の空港は閉鎖、鹿児島空港は行き場を失った人たちでごった返していました。
「まあ、じたばたしても仕様がありませんね」
「うむ」
「鹿児島でもう壱日ぶらぶらしていきましょうや」
「御意」
私たちは翌日の飛行機便への振り替えとレンタカーの１日延長を手続して、なんだかちょっと儲けたような気分にもなって、
「じゃあ吹上浜方面でも行きますか」
と、何ともお気楽気分で旅を延伸したのでした。
そんな風にしてやってきたのは吹上温泉です。
数年前に訪ねた新湯温泉旅館を通り過ぎ、今回は中島屋旅館で入浴。
硫黄臭気、アツアツ、黒色の硫化水素温泉はなかなかの良泉とお見受けします
浴室がやや密閉感あり、じゃっかん閉塞感を感じますが
良質の温泉はこの日も近隣の人たちでにぎわっていました。
空いているときにさわやかな空気のもとで入浴できたらもっと良いと思うのですが…
