はなれの湯 (鹿児島県トカラ列島小宝島)
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■施設名 はなれの湯
■値段
■住所
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2019/5/25
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泉質等不明
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憧れの小宝島にやってきました。
遠い遠い昔、NHKテレビでぐるっと海道3万キロという番組で小宝島に住む子供たちと島の姿を見て以来、いつの日にか訪ねてみたいところだと思っていたのでした。
その島に本当に来ることができた
それだけで感無量なのに、自身の目で見る小宝島の美しい風景にもはや恍惚、トランス状態。
港では船が接岸したのはいいけれどうねりで揺れる船から上陸するのに一苦労。それもまた佳い思い出かもしれません
閑話休題
ひとっこひとり見かけない島をぶらぶらと歩いて目指す温泉へと向かいます 小宝島は隆起サンゴ礁でできた島だとかであちこちにそそり立つ奇岩の類もすべてサンゴの化石なのです。
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植生も亜熱帯の地らしく常緑の樹々が繁り、家々は石塀を巡らしたり生垣を巡らしたりで、それはそれで見て歩くだけでも楽しい気分です。
ハイビスカスの花もあちこちに無造作に咲いていてそれがまた風情があってよろしい。
集落を抜けると、もうそこは湯泊温泉の海岸です。
看板に案内されて温泉へと向かう道を向かうと地熱の蒸気の吹きだす「スメ」があります。
地元の中学生でしょうか、蒸かしたジャガイモを取り出しています。
「ぼく、偉いねえ、お手伝いか」
Aさんが他意なくジャガイモの子供に声を掛けますが、子供はやや不服そうに見えます。
「Aさん、この子は女の子だよ、失礼だねえ」
ジャガイモを抱えた女の子ははにかみながら笑っています。
今回この日小宝島で出会った唯一の島民でした
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そうして海岸線のとげとげごつごつの岩場を恐々歩いて「はなれの湯」に入浴。
爽やかな五月の海風と、美しい風景の中での湯あみは素晴らしい体験となりました。
温泉は岩間からぷくぷくと湧きだしているようですが泉質等は不明。
まあ、そんな科学的なことはどうでもいいのです、こうしてこんな遠方の素晴らしい地に足跡を記すことができたのだから。
はるか小宝島の空に感無量は無量大数へと昇華。
※下段写真は泥の吹き出しているぼっけ。この周辺は岩場から噴気が噴出していたり、あちこちで地球(温泉)の息吹を感じることができます。
この島にも泊まってみたかったなあ…
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