宮田温泉


宮田温泉 宮田温泉保養所

■施設名   宮田温泉保養所
■値段    500円 
■住所    岩手県一戸町月舘字宮田5-7
■電話    0195-33-1955
■時間    900-2030
■定休    
■その他   
■訪問日   2018/6/14 

源 宮田温泉一号泉
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
低張性中性温泉
38.3℃
PH7.0
7.1リットル/毎分
成分総計4355r/s 
「無色澄明にして塩味を有し無臭である」

八戸からいったん南下して岩手県に入った私が目指したのは一戸町にある宮田温泉でした。
なかなか訪問することができない地域とあってこのチャンスを逃すと次はいつ一戸あたりを訪問できるか分かりません
命短し恋せよ乙女
宮田温泉はそのたたずまいがなんとも言えず私の郷愁をそそるのです
保養所という名称もまた佳い
建物は質素で素朴、受付のお父さんは朴訥で無口。内部は畳敷きの広間があってそこがまた薄暗くて落ち着きます。近隣の老婆が数名、お風呂よりも先に広場に陣取ってさっそくおしゃべりを開始しています。良い雰囲気だと思いました。

 

浴場は長方形のものが一つ。
どこかの国旗みたいなデザイン塗られた壁の意匠はやや興ざめの気もしますがまあそれはそれ。
ナトリウム系の湯が加熱されて湯口から供されています。湯口にはすでに温泉成分の堆積沈殿付着がみられて独特の形状へと変形しつつあるのが見て取れます
「まだ少し温いから、ゆっくり入るといい。そのうちに熱くなる」
受付のお父さんは独り言のように言って浴槽に手を入れて塩梅を確かめています。

そっと湯に浸かるとつるつるする感触が顕著、私が入るとどどーっと湯が溢れます。
なかなか気持ちのいい浴場です。
地域柄か人々の要望からか、あまり大きくない一つの浴槽の左翼部分は電気風呂設備が設置されています
私もしばし腰かけ部分みたいに置かれた医師に腰を下ろして電気ぶろで腰を刺激することしばし。
岩手一戸の湯を楽しんで、出でて広間をのぞけば、そこには6月だというのにストーブがたかれ地域の人たちが相変わらずおしゃべりに夢中です。
こんな佳い施設が長く残っていてほしいと思いつつ、次の目的地へと走るのでした。

 

 

 

岩手県の温泉に戻る   太宰楼トップ

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system