岩間温泉　元湯　　

■施設名　　 元湯
■値段　　　　　
■住所　　　　石川県
■電話　　　　なし
■時間　　　　
■定休　　　　
■その他　　　新岩間温泉から徒歩１時間
■訪問日　 　 2012/08/04　　

泉質等不明

山崎旅館から断崖の道を歩いて１時間。
照りつける陽射しと猛暑の中、たどりついた岩間元湯はまさに桃源郷。
小平坦地のそこには絶壁はありません。有るものはとよとみの湯と、清冽な沢の水、快適な避難小舎とオトイレ。
食料さえあれば、ここでひと夏過ごすのもひどく素敵なことに思われます。
閑話休題。
それにつけても、かつてここに宿があり、その宿のお風呂が未だにこうして立派に荒れ果てずに残っていることも驚きです。

「露天風呂」にはドドっと湯が注がれ、その湯はひどく熱いゆえを以て、沢水もブレンド。
訪ねたこの日は沢水が多く、湯のバルブが絞られていたため（浴槽から自分で手を伸ばして湯量調整する）、入浴当初は少々ぬるい湯でしたが、バルブを開けて湯の投入を増やすととたんにアチチアチチの楽しい湯浴みとなりました。

　

ふと沢に目をやるとそこにもなかなかどうして良さそうな湯だまりがあります。
みんな素っ裸で河原に降りたって、そちらの浴槽に入浴です。
よく見ると文字通り、川原の大岩の間から湯がわき出ています。
素晴らしいです。エクセレントです。
満足至極

本来なら、この後、「噴泉塔」へと徒歩行を行おうと、Ｋさんに道案内を請うたのですが、下調べによると噴泉塔への道は、現況およそ草藪状態との由。

まあ、これだけの温泉体験が出来たのだから、敢えて過酷なアルバイトを課さずとも良いのではないかと衆議一決。
そんなわけで岩間温泉で大団円。
山岳風景と１時間の断崖ハイキング、そうしてたどりついた別天地での極楽湯浴み。
やめられないわけですねえ。

楽しいあまりに、我々一団でお風呂を独占し、入浴待ちをしていた好青年と今井美樹似の彼女、さらには死ぬるまでには一度ここに入らんとの気概で歩いていた高齢のお母様方、長く待たせてすいませんでした。
白山岩間の湯に免じて許して下さいね