湯倉温泉


湯倉温泉 共同浴場  

■施設名   共同浴場
■値段    100円以上
■住所    福島県大沼郡金山町本名区
■電話    なし
■時間    7:00-20:00
■定休    
■その他   
■訪問日   2005/5/4

泉質等不明
60.6℃
炭酸、ナトリウム、カルシウム分多いと思われる

国道252号線を対岸に渡り、一軒宿の鶴亀荘の向こう側にそれはありました。
ダム湖のぎりぎり切り岸。杉かヒノキの間にひっそりと立っています。
湯倉温泉共同浴場。
トタンばり、片流れ屋根。
共同湯建築にしては特異な姿です。

 

浴舎の目の前に車を置き、はやる心を抑え、ふと右手に目をやると、山肌斜面には。この湯倉温泉の源泉場がありました。
ゴーゴー音を立てています。
源泉からこの浴場までほんの数メートル。
まさに生まれたての湯が注がれているのです。

さっそく中に入り、湯を堪能しようと洗面器で湯をかぶって慌てました。
熱いのなんの!
それはそうでしょう、源泉60℃の湯が、わずか数メートル先の湯舟に大量に流れ込むのです。湯温が下がる間もありません。
生まれたて新鮮な湯は壁際から溝をつたって流れています。

 

よく観察するとシュワシュワと凄い音がしています。湯に含まれている炭酸成分が空気に触れて気化している音です。
浴槽の縁は温泉成分が付着して真っ茶色のこてこて状態。
流れ込む湯は溝の切れ込みにタオルで栓をして調節しています。タオルも真っ茶色で成分により板みたいに固形物化しています。 


湯舟の湯は48℃でした。
熱い湯ですがきりりと気持ちの良い熱さです。窓から春の只見の風景を眺めました。
静かで美しい所です。
窓外の真下には温泉析出物が堆積して出来た茶色い山が出来ています。
お湯も景色も浴舎も、全て、とても贅沢。
こんな浴場にめぐりあえた旅に感謝です

※2005年のレポート

 

 

 

福島県の温泉に戻る   太宰楼トップ

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system