新菊島温泉
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■施設名
新菊島温泉
■値段 300円
■住所
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2010/11/12
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アルカリ性単純温泉
低張性アルカリ性温泉
38.6℃
638.5L/分
成分総計275.5r/s
「微黄褐色透明無味で微硫化水素臭を有する」
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国道の喧騒から田園地帯に分け入ること数百米。
古色蒼然の大伽藍がそこにはありました。
新菊島温泉
かつての栄耀栄華がしのばれる昭和風旅館建築。
疲弊感漂う館内を最奥に進むとそこには一大スペクタクルの巨大温泉浴場。
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脱衣場から先ずは男女別の小さな、それでも一般的な普通の大きさの湯船があり
「天の岩戸」を潜り抜けるとそこは円形コロセウムの中。
阿鼻叫喚の湯量は圧倒的迫力でその円形コロセウムを満たしています。
かつてはモダンを誇った円形の浴室建造物のほぼ全てがただ湯船
すさまじい迫力の温泉だと思います。
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この浴場には幸も不幸もありません。ただ一切は放流せられてゆくのみ。
ここにあるのはすべすべで微褐色透明でやはらかな硫化水素週で適温でつるつる滑る湯。
しかしすごい温泉です。
いったいこれほどの温泉浴場が他にあるでしょうか。
超弩級のこんな温泉浴場もはたしていつまで存続するのでしょう
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気まぐれな通りすがりの私はただ感心して圧倒せられてひとたび湯につかるだけ。
佳い湯と良い温泉体験にひとしきり感銘を受けて玄関エントランスから帰りしなふと振り返っても、そこには寂しげな秋風が吹いているだけ。
諸行無常の響きあり
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