くろがね小屋 温泉


くろがね小屋 温泉  

■施設名   くろがね小屋
■値段    400円
■住所    福島県
■電話    
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2013/6/20

酸性泉
(低張性 酸性 高温泉)
56.7℃
PH2.5
成分総計632.8r/s

雨がしたしる6月の下旬、福島県の中通りにやってきました。
今回の旅の目的地は安達太良山のくろがね小屋です。
温泉ファンなら垂涎の歩いてしか行けない所謂秘湯温泉、かつ、良質とよとみ、わたくしの大好きな白濁硫黄の湯ときては、山登りが大儀だとか、天候が不安だとか言ってられません。
そんなわけで安達太良高原スキー場からゴンドラに乗って雲上のお花畑へ。
そこから徒歩で安達太良山頂を経て、アップダウンとトラバース、手軽な登山気分を満喫して(それでも2時間超の高山歩きですからね)、たどりついたのがくろがね小屋です。

 

「路行くために小屋に着いたらカレーを食うのだ」
「御意」
「温泉はカレーの後だな」
「異議なし」
存外山歩きの行程が厳しく、ことほど左様に我々は山歩きで空腹体力消耗意気疲弊していたのですが、たどりついたくろがね小屋では無残にも昼食のカレーは平日につき用意が無かった。
仕方なく日清カップヌードルを食し、ついでにビールも飲んで、さあ、いざ湯に遊ばん。

 

「ああ、湯が滲みる」
美しい板張り浴場に白濁とろとろの硫黄泉が満ち満ちている。
香しい硫黄臭気と、開け放った窓からの高原の爽やかな風。
「これはいいや」
大満足で湯に浸かることしばし。
くろがね小屋の温泉は岳温泉の源泉でもあるのですが、さすがに湯元直近、硫黄臭ぷんぷんで、口に含めば美味酸性の味はレモン味、湯温はやや熱めではあるものの吹き込む風がなんとも爽快無比。
申し分ない温泉体験ができました。

 

ああ、でもこうしてまたひとつ秀抜の湯を体験してしまっては、これから先、私が体験できる感動はいったいいくつ残っているのだろう
心配性の私はそんなくだらない、ほとんど杞憂に決まっている思いを抱いてしまうのですが
「なあに、草津や野沢の湯は何度訪問したって飽きないでしょ」
「うむ」
「それにまだまだ未訪問の湯は幾千もあるんでしょ」
「あはは」
そうして私は次の感動の湯を求めて明日も旅する

 

 

 

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