層雲峡温泉


層雲峡温泉 湯元銀泉閣   

■施設名   湯元銀泉閣
■値段    600円(雑誌HOで無料で入浴しました)
■住所    上川郡上川町層雲峡公園町
■電話    01658-5-3003
■時間    1400-2100
■定休    
■その他   
■訪問日   2011/09/07 

源 層雲峡温泉(9つの源泉の混合泉)
単純温泉
低張性弱アルカリ性高温泉
57℃
PH7.5
溶存物質590r/s

道行くためにもう1湯
もう1湯入ったら下の谷へ降りるのだ。
ここ層雲峡は遠い遠い昔、立ち並ぶ豪壮なホテル群に気後れして日帰り入浴を所望することなく帰ってしまったことがありました。
以来、層雲峡再訪は、そのネームバリュウも相まって私のささやかではありますが温泉行脚のひとつのターゲットでもありました。

夕闇迫る層雲峡にやってきた私は雑誌の無料特典で湯元銀泉閣に入浴を乞いました。
オフシーズン平日と有って瀟洒な温泉街は閑散としています。
銀泉閣も泊まり客は少ないようで浴室も先客が独り。
「雨にやられてさんざんですよ」
先客は本土からの登山客のようです。
「朝日岳も降られてえらい目にあったし、ようやく今日少し薄日が射しました」
「なるほど」
「明日は黒岳に行ってもう時間切れで帰ります」
「残念でしたねえ」
「せめて宿の食事くらいは愉しもうかと…」

 

先客はそういって湯からでていきました。
なるほど、ここの宿の食事は素晴らしいのに違い有りません。
温泉の湯は特段の特徴を感じませんがこんなお洒落な宿に泊まって豪華食事でゆったり出来たらどんなにいいでしょう。
でも私は先を急ぐトランジットの旅客の身。
しばし独特の匂いする層雲峡の湯に遊び、湯からい出るとワイオミングのような岩峰群を見上げました。

 

見上げる薄暮の空は所々ガスが漂い今にも降り出しそうな天候です。
じめっと湿って冷ややかな風が頬を撫でて行きます。
遙か北海道の地に来てこういう天候に見舞われるのもそれはそれで趣深いというものです。
車に乗り込んで、暮れゆく層雲峡の大渓谷を独り眺め、雨の降り込むのも構わず窓全開で疾走。
楽しくてたまりません

 

 

 

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