糠平温泉


糠平温泉  中村屋ホテル 

■施設名   中村屋
■値段    500円
■住所    
■電話    
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2011/9/8 

泉質等失念

層雲峡から大雪湖を南下。
朝まだきの三国峠で寒さに震えました。思うにこの三国峠という名称は北見と上川と十勝の三国を意味するに違いないと独り得心しながら峠の駐車場で食パンをかじりました。

懐かしい幌加や糠平湖周辺の大森林を爽快にドライブし糠平の温泉街にやってきたのが朝七時。
駐車場でゴロゴロして北海道の朝の空気を堪能。

そうして8時を待ちかねて湯元館を訪ねるも開店はまだの様子。
ならば至近の中村屋が早々と玄関を開け放って暖簾もたなびいているゆえを以て、そちらで入浴を志願。

館主らしきお父さんは気持ちよく入浴を受け付けて下さった。
北海道の初秋の空気はひんやりと冷たくて、ああ、こんな朝のお風呂の何と気持ちのいいことでしょう。

大浴場はちょっぴりおしゃれにウッディ調に意匠せられており悪くありません。脱衣場周りなども素敵な空間として演出されています。
都会から来た旅ガールも充分に愉しめる野ではないでしょうか。
そうして肝心の湯は蕩々と放流せられています。

 

悪くありません。
ただそうあるように豊饒の湯は流れています

鮮度の佳い湯はすべすべ感もあり、こんな朝にまさに最適の気持ちよさです。
深めの浴槽にじっと身体を沈め沈思黙考、開け放った窓からは遙か大雪の朝の空気。

こんな朝風呂があるから野宿が止められないのかも知れません

 

露天風呂は渡り廊下の先にありました。
こぢんまりして若干のこしらえられて感は否めません。
それでもそこは北海道です。
裏山の森林は深山感を感じられますし、夜ともなれば漆黒の夜空はさぞ美しいでしょう。
夜間このお風呂に入る人は灯を消して暗闇を愉しみつつ星を眺める趣向の推奨文が掲示せられているのを読むに及んで、なるほど、ここの宿は本当の雅を識っているんだなあと、すこしうれしくなりました。

アバンギャルドな都会生活を送りながらも、心のどこかに空疎なものを感じている若者やカップルに最適の宿かも知れません。

入浴を終えて宿をい出るときの若旦那の対応も自然な笑顔で好感しました。
中村屋を応援したいと思いました。

 

 

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