今宵の宿、銀婚湯旅館へ途中、面白そうないかにも北海道的無人温泉浴場に立ちよりました。
その名も磐石の湯。バンジャクと読んでいいのでしょか、その浴場は林道わきの川べり、山際の小平坦地にポツリと建っていました。
かつては温泉宿でもあったのでしょうか?
いまは夏草の生い茂る一画にちいさな湯小屋がけなげに孤塁を守るようです。
内部には簡素な脱衣場と扉一枚隔てて武骨な浴場。
浴場には石を積み上げてコンクリで固めた2名サイズの浴槽がひとつ。
そうしてそこにはとぽとぽと芳醇で良質な適温の湯が注がれ続けています。