月夜野温泉


月夜野温泉  町民センター三峰の湯  

■施設名   町民センター 三峰の湯
■値段    350円(市外者)
■住所    
■電話    
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2014/07/10 

泉質等メモ失念

老神温泉と吹き割の滝と吹き割温泉センターに立て続けに玉砕した私は、
「まあいいや、どうだって」
なかば投げやりな気持ちで、でも知恵と勇気と正義と節制の4元徳は忘れずに、気を取り直して訊ねたのがここ月夜野温泉町民センターでした。
街道を外れ、山へと入って数キロ、温泉浴場は山を切り開いた一画に遠慮がちにたたずんでいました。
仮設プレハブ造りの浴舎はどう見ても、工事用の飯場です。

しかし、ここは町営の公衆浴場として機能しており、町外者は350円、町民ならたぶん200円ほどでの入浴が可能となっています。
管理人のお父さんは市役所職員のOBでしょうか、特段愛想がいいわけでも悪いほどでもありません。ただ、そうあるように職務に精励するのみ。

「ああ、あなた、靴はちゃんと靴箱に入れてくださいね」
「はあ…」
初見の私はいきなりここでの作法を注意せられ、その注意の仕方がいかにも業務的だったゆえ少々不快にも感じましたが、まあ、そこは規則ゆえ当方の靴の置き方が悪かったのだと思いなおしました。
「いい靴はいてると間違えてはかれていったら大変だものね〜」
「はあ…」
私の靴は980円のサンダルだったのですが、まあ、なかなかどうしてこの市役所OBも善い人なのかもしれません。

閑話休題。
音泉は無色透明無味無臭。
高温の湯が岩組の湯船に放流式にてダバダバトあふれています。
地域の老爺が5人ほど身体を洗っては、其々の嫁の悪口を言いあっています。
私は他意なく微笑んで、独り源泉をコップに汲んで、この無垢で愛すべき温泉浴場に乾杯。

 

 

 

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