この夏の草津での宿は山の宿326というところです。
以前はなんという宿だったか、判然としませんが改築を行い瀟洒こぎれいにして食事を提供しないスタイルの宿としての形態になっています。一種それは現代風で、自由気ままに草津をぶらつく滞在には向いているかもしれません。
しかも立地は湯畑から2分。千代の湯や煮川の湯も至近で、夏の暑さも無縁なこんな宿に滞在してひと夏を過ごしたらどんなにいいでしょう。
温泉浴場はこじんまりとしたものが一つ。
源泉は湯畑。草津らしい酸性の佳品の湯が24時間とろとろと供せられています。お気楽滞在に適した良い宿だと思います。
補遺 この日は台風の接近で美味なちゃんこ鍋屋さんでの宴会中に雷鳴とどろく豪雨となり、宿にも帰るに帰れず、それはそれで思い出深い宴会ともなりました。超近距離をタクシーで帰る温友と店の前で別れて、サンダル履きの私は裾をまくって傘をさして雨雨フレフレなどと俗謡を口ずさみながら滝のように降る雨と、川のようになった道路をビシャビシャと歩いて、途中煮川の湯でひと風呂浴びて宿へと戻ったのでした。
翌朝は台風のさらなる接近を恐れて早々の離脱。それでも例によって未練で信州田沢温泉に立ち寄っての帰宅となりました。
