幡谷温泉


幡谷温泉  ささの湯  

■施設名   ささの湯
■値段    630円
■住所    
■電話    
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2014/07/10 

泉質等メモ失念
湯量湯質湯使い文句なし(私見)

ここはまさに圧巻。
旅館なのか立ち寄り施設なのか判然としませんが(特に知る気もない)、がらんとした館内に湯銭を払ってずかずかと入り込みます。
「ごゆっくりどうぞ」
厨房から受付に出てきたお姉さんは快活。
「うむ」
勇んで独り薄暗い脱衣場で20秒で衣類脱ぎ捨てて浴場に入ると、
おおっ!

 

そこには硬骨の浴場風景が広がっていました。
先ずもって、大きな浴槽がいい。
浴室の右側半分は、ただ正統派無骨の浴槽。
そうしてそこには岩組の湯口からゴボゴボジョボジョボと分足50リットルほどのかなり多量の湯が放流されています。
新鮮な湯は飲泉可能にて味見すれば美味甘露。
浴槽縁からあふれ出す湯がさらさらと流れるさまは美しく詩的だ。

浴場には尾瀬の湿原のタイル画。
独りなみなみとあふれる湯に身を任せ、放心して時を過ごします。
湯温はまさに絶妙の41度。
湯の感触はやはらかでしっとりつるつると肌に絡みつくようです。
静かな浴場はただお湯が流れているだけ。
こんな贅沢な湯あみはなかなかないような気がします。

 

外に出でれば清流を見下ろす露天風呂もありますが、外気や風の匂いの中ではこのお湯の良さはややかき消されてしまうような気がしました。
ここは内湯浴場が抜群にいい。
内湯浴場に戻って、5分10分、もう少し、あと少し…。
さあ、それでももういかなくちゃ…。
脱衣場への上がりしな、振り返るとただそこにはお湯が流れているだけ。

「ありがとう、とてもいいお湯であった」
帰りしな快活な受付のお姉さんに伝えると、お姉さんは顔をさらに明るくさせて、
「そうでしょう、お客さん、また来てくださいね」
「うむ」
佳い温泉体験ができました。



 

 

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