新幹線岐阜羽島駅南方の田園地帯。
そぼ降る雨の羽島温泉。ここは私にとって長いこと来たかった温泉なのです。
何と言っても料金が200円。
この日も温泉浴場は近在のお年寄りたちで大盛況です。
黄銅色の湯は循環かも知れませんがそれでも大きな大きな丸い浴槽になみなみとたたえられているさまはなかなかの壮観です。
結構気持ちいいです。
8月とは思えないような冷涼の雨で浴室は湯気もうもう。
フレンドリーなおじいちゃんたちとの会話も悪くありません。
さあ、いよいよ旅は最終直線コースを残すのみ。
羽島から浜松へは残り100キロ余。
再び名神へと戻ろうとハンドルを握り、ふと横を見ると、助手席では青森さんが
マップル中部地区地図の大判をむさぼるように看ているのでした。
「このまま南下すると幾つか温泉が在るみたいですね」
「ニヤリ」
雨中の温泉めぐりはもう少しだけつづくのでした