秋神温泉　　　

■施設名　　 秋神温泉
■値段　　　　500円
■住所　　　　
■電話　　　　
■時間　　　　
■定休　　　　
■その他 　　
■訪問日　　 2012/8/3　

濁河温泉からダート、ヘアピン、すれ違い不可、断崖ガードレール無し、というスリリングな道を下って秋神温泉にやってきました。
宿の女将は、私たちが昨日濁河温泉に泊まってきたのだと知ると、
「なーにあなたたち、あんないいお湯に浸かってきてうちに入りに来たの？」
素朴な言葉を発してきました。

「うむ、ここはここで良いとおもってねえ」
通常この宿は日帰り入浴の受け入れには消極的なようです。
この日の私たちは、交渉上手なＮさんが上手く話をまとめてくれたおかげで独り５００円にての入浴が叶ったのでした。　

通された浴室は渓流に面した素朴、正統派の温泉浴室でした。
湯量の関係か循環仕様のようですが、山々を見上げ、渓流の音を聴きながら入る湯の悪かろうはずがありません。
浴槽周りは積年の温泉成分の影響で赤茶け、なかなかどうして「情念の浴室」を形成しておりました。
宿は山深い一軒宿ながら、綺麗に維持せられ、こういう宿で逗留することを、いつの日にかと思いめぐらせたのでした。