上北町駅すぐそば、上北の雄といわれる名湯玉勝温泉は堂々たる外観を呈しておりました。
上がり端から続く広々とした空間からもその栄華が忍ばれます。
正しい昭和の公衆浴場というのはこんなのを言うのかも知れません。
そうしてここの浴場にある掲示「完全放流式(かけながし)」という言葉が佳いです。
近来はやりの掛け流しという言葉に安易に依拠しない姿勢が好感されます。
王者のプライドでしょうか、やはりBGMは演歌。
これは期待できそうです。
そうして一歩浴室にはいるとむんむんの密閉熱気に圧倒されます。
この季節にこの〆切はきついです。
でも常連風近隣のお父さんたちはこの密閉サウナ状態を当然のことと受け止めるが如く粛々と入浴を楽しんで居られます。
青森のじょっぱり精神健在です。