下風呂温泉 新湯
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■施設名 新湯
■値段 400円くらい
■住所
■電話
■時間 0700-2100
■定休
■その他
■訪問日 2015/10/2
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泉質等失念
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大湯に続いて新湯にやってきました。
新湯浴場は若き日に訪れたことがあります。
その時は厳冬期で私はバスでここ下風呂温泉を訪れ、新湯浴場の目の前の旅館に投宿したのでした。
懐かしい光景の温泉街に先ずは敬礼し、新湯浴場に入るとこちらもまた誰もいません。
うっすらと記憶にある新湯の浴場風景は、美しく情感たっぷりに、そして天然の旅情とともに我が五感に迫ってくるようです。
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直近に訪ねた大湯に比して浴場は少しばかり小さいけれど、美観美しさはこちらの方が勝っているような気がします。
板張りの床とプラスチック浴槽のつくりは同じですがこちらは浴槽がひとつ。
浴場風景として完成されたものと私には感じられます。
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湯はほぼ透明。
じゃっかんの白濁に近い、いや、白濁手前の湯は大湯源泉よりもさらにさっぱり爽やか淡麗な浴感です。
ほんわか控えめな硫黄臭気と、しかし確かに肌にまとわりつく硫化水素の香り。
良いなあ、下風呂の湯は。
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今年この時、こうして下風呂新湯浴場を再訪することができた。
新湯浴場は美しく、そして変わらず、飾らず、粗にして野だが気品と風格を備えて私と対峙し、優しく迎え入れてくれた。
満願。
次に来るのは15年後でしょうか。
今度来るときは1週間ほど逗留して、飢餓海峡と大菩薩峠と、そのほかお気に入りの書籍でも持ち込んでゆっくりとしてみたいものです。
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