湯はほとんっど無色透明ながらさらさらすべすべする感触は出色。
温度は熱すぎずぬるすぎず、絶妙の肌触り温。
暴風の下北半島南下で吹き飛ばされそうになって冷えた身体を優しく包むような浴感はまさに天然のお布団。
大きな浴槽に思い思いに陣取って、相変わらず外に吹き荒れる暴風を見やります。このままずっとこうして湯に浸かっていられたらどんなにいいでしょう。
それでも、これからの行程を考えるとのんびりもしていられません。
湯から上がって、もう一度未練で、湯口の滝の湯を浴びて、洗い場に流れる大放流を振り返ります。
いつの日にか再び。