恐山温泉


恐山温泉 薬師の湯  

■施設名   薬師の湯
■値段    500円〈恐山入山料〉
■住所    むつ市田名部字宇曽利山3-2
■電話    0175-22-3825〈恐山事務所〉
■時間    0600-1800
■定休    
■その他   11月〜4月冬季閉鎖
■訪問日   2015/10/1 他

泉質等失念

2015年秋、我が心のふるさと恐山に還ってきました。
1990年、2001年に続いて3度目の訪問です。やはり何度来てもここは良いです。
澄み切った大気と碧い空、そうして霊的雰囲気を漂わせた独特の空間が素晴らしい。入山料を払って山門をくぐると、恐山はこの日も優しく私を迎え入れてくださった。
大きく深呼吸してこうして帰ってこられたことに感謝、次にはそそくさと境内に建つ薬師の湯へと突撃しました。
恐山の湯小屋も日によって、あるいは時折、湯小屋の男女別を入れ替えているのか、この日は冷抜の湯と古滝の湯は女性用となっていました。

 

まあ、そんな小さなことはどうでもいいくらいに変わらずに恐山の湯小屋はしびれるほどの風情と、うっとりするくらいの良質の温泉が満ち満ちています。
「どうです、いいところでせう」
「本当にいいですねえ」
かねがね私は今回の旅で同道したY君には恐山の素晴らしさを説いてきたので、今回Y君が素直に感心してくれたのでうれしくてたまりません。
「ぼくはね、この湯小屋で温泉に開眼したのだよ」
「おお!」
「独りじっとこの板張りに寝転んだり、湯に浸かったり半日もいたら、ずいぶんと瞑想ができる」
「……」
とまれ、恐山の湯小屋と白濁した硫化水素の湯は旅ごころをくすぐる日本屈指のエクセレントな場所であると改めて思った次第です。
死ぬるまでにもう一度くらい来られるかなあ…
いや、きっと来る、自身にそう言い聞かせて参拝路を巡ったのでした

 

下北た。

 

 

 

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