相乗温泉


相乗温泉  羽州路の宿あいおり  

相乗温泉 羽州路の宿あいのり 太宰楼 dazairou 2020年 青森県の温泉 相乗温泉 羽州路の宿あいのり 太宰楼 dazairou 2020年 青森県の温泉

■施設名   羽州路の宿あいのり
■値段    350円
■住所    平川市碇ケ関西碇ケ関山185
■電話    0172-49-5005
■時間    
■定休    
■その他   
■訪問日   2020/10/26 

1号 ナトリウム-塩化物泉
等張性中性高温泉
45度
PH7.3
成分総計10662r/s

2号 単純泉
58.8℃ 成分総計522mg/kg

相乗温泉 羽州路の宿あいのり 太宰楼 dazairou 2020年 青森県の温泉

碇ケ関の道の駅でGOTOトラブルクーポンを使って土産を購入し、至近のとある地元向け温泉浴場を訪ねるもコロナ警戒で休業中。
どうも今回の旅は思い通りの行程が進みません。
「まあいいか」
そんな風にしてやってきたのが相乗り温泉です。こんな街道の目立つところにありながらなぜか私はここに来たことがありませんでした。
よく考えてみるとこのルートは走ったことがなかったことに気づきました。
青森から南下してきて碇ケ関でUターンしたり、この手前から古遠部温泉や小坂町方面に向かったり、あるいは秋田県側からも矢立峠で折り返したりで、ここに来ることがなかった。
まあ、そんなことは読者諸氏にはどうでもいいことでしょうが

閑話休題
相乗り温泉は「羽州路の宿あいのり」などという名前だけを聞くと敷居の高さおうな印象を受けますが、いやそれがどうして、内実は至って庶民的な、日帰り入浴も安いし、内部も気取ったところのない親しみやすい温泉宿なのでした。
温泉は2種類の湯が使われていて、かたや内湯浴場と大きな露天風呂の湯は無色透明無味無臭。
小さな壁際の露天風呂は茶色の濁った食塩泉。
2種類の湯を安価な料金で楽しめるとはなかなか豪奢な気分になれます

相乗温泉 羽州路の宿あいのり 太宰楼 dazairou 2020年 青森県の温泉
相乗温泉 羽州路の宿あいのり 太宰楼 dazairou 2020年 青森県の温泉 内湯浴場と大きな露天風呂の湯は無色透明無味無臭
力強い重厚な熱めの湯は内湯で佳く暖まり、もちろん放流式での供給です。
訪ねたこの日、先客の一人の老爺が、流れる湯を布団代わりに洗い場で気持ちよさそうに寝ていらした。
露天風呂に出でれば薄暮迫る谷あいの冷たい空気を吸いながら、岩組みの大きな露天浴槽から色づいた樹々を眺めました。
何ともいい気分の入浴です。、
そうして壁際の小さな露天風呂には茶濁色の食塩泉がやはり放流式で流れています。
こちらの湯は色合いの割に浴感はライト。
それでも濁った湯は視覚的に有り難く感じるものですから、何度も出ては浸かり、樹々を見上げては背泳ぎのような恰好で露天風呂で浮遊感を楽しんだりすることしばし。
それでももう行かなくちゃ。
「次は矢立峠の温泉に寄りたいんです」
「ああ、その下にあったボロボロの宿の湯が良いのだが」
「それは滅亡したそうです」
「……」
県境の峠を越えて秋田県側へと向かう温泉旅は続くのでした
相乗温泉 羽州路の宿あいのり 太宰楼 dazairou 2020年 青森県の温泉

 

 

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