田沢湖高原温泉


田沢湖高原温泉  療養の宿陽江  

■施設名   療養の宿陽江
■値段    500円 
■住所    
■電話    
■時間    
■定休    
■その他
■訪問日   2014/09/18 

泉質等失念

私にとって忘れがたき旅の一つに、野又先輩との乳頭温泉郷歴訪の旅があります。
もう20年も前のことになります。

私が浜松から、野又先輩は三島から新幹線に乗って、東京神田の最下等のビジホに投宿し最下等の居酒屋で酒盛りをしました。
翌朝は始発のやまびこ号に乗って、田沢湖駅からはバスに乗りました。
バスの車窓から見える、天に向かって登るようなまっすぐな道と、澄み切った青い空と、手が届きそうに近い秋田駒ヶ岳の山稜が今でも印象深く思い出されます。

田沢湖高原というホテルが立ち並ぶ一角にバスが停車したときに、なんだか秘湯の代表的存在の乳頭温泉のすぐ入口にこんな近代的なホテルが立ち並ぶ街区があるのに妙な違和感を感じたことを覚えています。

閑話休題。
そうして2014年の秋、私は3度目の乳頭温泉郷訪問に際し、この他安和湖高原温泉に立寄ったのでした。
ああ、また前置きが長くなってしまった。

 

訪ねた療養の宿陽江というホテルは健康増進、あるいは健康を取り戻すための湯治滞在を推奨している宿のようでした。
施設は若干疲弊気味にも見えましたが湯治滞在の人たちもいるようで、その人たちは温泉浴場と超音波オンドル小屋みたいなところを日がな一日出ては入りを繰り返すのでした。

肝心の温泉浴場には白濁硫黄臭の良質な温泉がどぼどぼと放流式で供せられていました。
なかなかどうして実力派の温泉です。
浴場は質実剛健。
虚飾の無い浴場の窓からは秋田駒中腹の原生林を吹き渡る風が入ってきます。
うーむ、いいです。
真っ白い良泉に肩までつかって、大森林を眺めていると、なんだかひどくリラックスしてきます。
おすすめの温泉だと思います。

補遺
女将さんは豪放磊落。
私たちの仲間が温泉クーポンを紛失したことを申告すると、
「ああ、いいよ、入って行ったらいい」
細かいことにこだわらず太っ腹な方のようでした。
いつの日にか滞在して恩返しをしたいです。

 

 

 

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